art×café×shop つくるよろこび「ファブリカ村」

art×café×shop つくるよろこび「ファブリカ村」

SHIGA
Higashiomi City

地域の文化に触れ、
つくる喜びを体感、共有できる情報発信基地

のこぎり屋根の元・麻織物工場は
幅広い世代の人たちが集う場に変身

昭和39(1964)年に建てられた麻織物工場を改造し、ショップやカフェ、ギャラリー、ステージなど多彩な魅力を備えた場所として平成21(2009)年に誕生したのがファブリカ村です。ファブリカとはスペイン語で工場の意味。創建当時のままに残されたのこぎり屋根が名前の由来を物語っています。建物に入ってすぐ横はカウンター席のカフェスペース。県内で営業する喫茶店やこれから店をもちたいという人が不定期に出張開店し、地元産の食材を使ったランチやこだわりのスイーツなどでもてなしてくれます。使われているランチプレートは、のこぎり屋根をかたどったオリジナルの器で、滋賀の陶芸作家の作品です。ギャラリーとして使用されている壁面には定期的に様々なジャンルの作品が展示されます。中央には大きなテーブルが2台。ワークショップやカルチャー教室などフレキシブルに利用され、最奥は演劇やライブコンサートが開催されるステージとなっています。

湖の恵みが育んだ湖東の麻織物

東近江市がある湖東地域は、湖からもたらされる湿気が麻の製織に適していたことから、麻織物の産地として栄えてきました。ファブリカ村に改造される前の北川織物工場も婚礼布団や座布団用の麻生地を織っていました。「昔は、織機をガチャンと動かせば万単位で儲かるので、ガチャマン産業と言われていたんですよ」とファブリカ村代表で、北川織物工場の長女でもある北川陽子さん。建物内には、そのガチャマンの立役者である織機が昔の勇姿を誇るかのように鎮座しています。現在でも動かすことができ、訪れた人たちに織物の仕組みを見てもらうようにしています。また、ショップでは北川さんの妹で副村長の順子さんがデザイン・縫製した洋服や、県内に住む作家が作った小物などが販売されています。ファブリカ村は週末、土・日曜日のみの営業ですが、多彩なイベントや展示を楽しみに近隣だけでなく他府県からも多くの人が訪れます。

作り手と使い手と社会をつなぐファブリカ村

ファブリカ村は「産地や作り手の魅力を使い手に広く発信し、作り手と使い手と社会をつなぐ」をテーマに設立されました。その趣旨について北川代表は「便利で経済的なファストファッションやファストフードもいいですが、ここでは職人さんや作家さんたち、つまり作り手たちは継承されてきた技術や培った経験、産地ならではの歴史や文化を背景に物づくりをしています。そこがファストファッションなどとは大きく違うところ。また、使い手側にも溢れるようにモノが充満する中で、目には見えない心の豊かさを求める人が多くいます。そのような作り手と使い手をマッチングさせる場所を作りたい、そしてその場所を通して心を豊かにする本物の魅力を広く人々に伝えたいと思ったのがきっかけです」と語ります。「売り手よし、買い手よし、世間よし」という三方よしの商訓で、近江の産物を全国に広めていった近江商人のDNAが北川さんの中に宿っているようです。

滋賀のコトづくりへと活躍の場は広がる

現在北川代表はファブリカ村の運営にあたるほか、異業種の作り手を集めた「湖の国のかたち」を結成し、地場産業の産地めぐりツアーや交流会の企画・運営、滋賀県内でデザインを志す学生たちの授業の一環として、近江の麻を使ったものづくりの取り組み、あるいは起業家向け異業種交流イベント「ビジネスカフェあきんどひろば」の開催場所としてファブリカ村を提供するなど、滋賀のコトづくりにも活躍の場を広げています。平日には組合や各種団体の会合、打合せなどで走り回る毎日、その原動力は郷土愛に尽きると言います。ファブリカ村は、ピアノ弾き語りコンサートや絵画と布小物の作品展、フラワーアレンジ教室、陶芸ワークショップなど多彩なプログラムを展開し、多くの作り手たちと使い手を繋ぐ場となっています。

商品・サービス情報

  • 「近江の麻」ストール
    4,000円~
  • 染物体験
    1,000円
  • (価格はすべて税抜)
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