「日産陶業株式会社」の電気の要らない自然派加湿器

「日産陶業株式会社」の電気の要らない自然派加湿器

SHIGA
koka City

エコ商品の開発で、
信楽の土に新しい可能性が広がった。

信楽の土を生かして
エコな加湿器を開発

滋賀県甲賀市信楽は焼物の町。狸の置物で有名ですが、中世より壺や甕(かめ)など大型の焼物を作り、日本六古窯(ろっこよう)の一つに数えられています。焼物が盛んになった理由の一つに地元の丘陵から良質の陶土が採掘でき、独特の風合いの焼物ができること。日産陶業は、その信楽の土で植木鉢を製造する会社でしたが、プラスチックに押されて販売力が低下し、新製品を模索していたところ、滋賀県窯業技術試験場のアドバイスを受けて信楽の土で加湿器を開発することに。特殊な土の配合や焼成、釉薬などに工夫し、無数の孔(あな)のある多孔質陶器の製造に成功。陶器に浸透した水が孔から蒸発するしくみを生かし、電気も不要、音もないエコな加湿器を開発しました。

特殊な土や釉薬の配合で
信楽の陶土に新しい可能性を

この加湿器のしくみはいたって簡単、受け皿に水を入れて室内に置くだけで、電気やガスなどのエネルギーを一切使いません。維持費は水道費のみ。土のもつ自然の機能で、優しく水を蒸発させるのですが、「土の配合や焼成法、釉薬は秘密。滋賀県が特許をもっていますが、信楽の陶土に新しい可能性が生まれた」と社長の宮脇さん。一般社団法人滋賀グリーン購入ネットワーク主催で一般投票によって選ばれる「第2回買うエコ大賞」の大賞に輝きました。

色や形もこれまでと違う
新しいユーザーに訴える

インテリアとしてもお洒落なデザインで、サイズは最大で高さ60センチほど。枕元やオフィス、リビングや寝室など加湿したい空間の広さによりサイズを使い分けると、おおよそ45~50%の湿度を確保できるそうです。色はピンク、ペパーミントグリーン、ベージュ、ブラウン、オレンジ、白、黒などインテリアの雰囲気に合わせて選べて、焼き物の手触りを好まれる方にも嬉しい加湿器です。置き物にもなり、また上部が凹んでいるタイプもあり、「花を生けたり、苔玉を置くなどして楽しんで使ってもらっています」と宮脇さんは語ります。東京の展示会に出展したところ、生活雑貨の大手チェーンから声がかかり、これまでにないユーザーや販路に広がりました。

信楽の土の力で
琵琶湖の生態系を戻すことができたら

平成27年9月に公布された「琵琶湖の保全及び再生に関する法律」を受け、宮脇さんは早速アイディアを試しています。琵琶湖の底に溜まったヘドロをすくい上げて、そのヘドロと信楽の土を混ぜ合わせて信楽焼の原料に再利用できないかというもの。宮脇さんはまた、除湿器に用いた土に炭を混ぜ、釉薬にも工夫して“忍法臭い消し”という名の消臭剤や、水槽に入れる“メダカのアパート”といった商品も開発。この商品製作途中で土玉がいっぱい出ます。「浄水器にも炭が入っていますから、これを琵琶湖に戻せば水がきれいになるのではないかと思うのです。」と宮脇さんの夢は広がります。

商品・サービス情報

  • 〈Aタイプ〉
    8,000円
  • 高さ24cm 直径13cm、皿:高さ2.5cm 直径18cm
  • 〈Bタイプ〉
    5,000円
  • 高さ18cm 直径11cm、皿:高さ2.5cm 直径15cm
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