針葉樹が燃やせる国産薪ストーブ「Ritsh(リッシュ)」

針葉樹が燃やせる国産薪ストーブ「Ritsh(リッシュ)」

SHIGA
Higashiomi City

滋賀県で生まれた、針葉樹の薪も燃やせる
薪ストーブ「Ritsh(リッシュ)」

体を包み込むような柔らかな温もり

地球温暖化が実感されるようになってきた昨今、エコやグリーンな活動の一環として薪ストーブが地球に優しいと注目されるようになり、家を新築する際にぜひ取り入れたいという人が増えているそうです。設置している人によると、「家の中で燃える火を見ていると心が落ち着く」「じんわりと体を包み込むような暖かさで部屋全体が温まる」と評価します。ところが、広葉樹は火持ちが長く使い勝手が良いものの、マツやスギなどの針葉樹は伐採もされず倒れたり伸び放題になっていることからぜひ活用したいのに、燃焼時間が短く、燃やすと1000℃を超える高温になりストーブを傷めるので燃やさないでくださいというストーブが多いのが現状。そのような中、東近江市にある鍛鉄工房・室の「Ritsh(リッシュ)」は針葉樹が燃やせる国産薪ストーブとして注目を集めています。

3年がかりで完成した1000℃の高熱に耐える薪ストーブ

どっしりとした台形型のスタイルは、アメリカのシェイカーストーブがヒントとなったもの。ピューリタンの一宗派シェイカー教徒たちが作りだしたもので、余分な装飾を省き実用性と機能性が追求された機能美が特徴です。製作者の安川昌樹さんは、1000℃以上の高温に耐えられて、長くゆっくり熱を放射する方法を3年がかりで考案、「Ritsh(リッシュ)」の完成に至りました。 「高温に耐えられるよう、厚みのある鋼板で頑丈に作り、内部に溶岩石を組み込むことで蓄熱性を高め、温度を持続させる工夫をしています。すべての工程は手作業で行い、機械加工では出せない温もりと味わいを出しています」と安川さん。本体に足が付いて、一般のストーブよりも床から高くなっているのは、薪をくべるときなどの操作性や床が熱を持たないようにとの考えからです。この薪ストーブ「Ritsh(リッシュ)」は、守山市の地球市民の森センターや東近江市の愛東福祉モールに設置されています。

鍛鉄(たんてつ)技術を次代につなぐ

鍛鉄(たんてつ)とはロートアイアンと呼ばれ、炉で赤熱した鉄をハンマーで叩く作業を何度も繰り返して目的の形に仕上げる鉄細工の技術のことで、ヨーロッパの古い建物に取り付けられた窓格子や門扉などに見られます。金属加工会社に勤務していた安川さんは鍛鉄の手加工にこだわり、機械加工を主としていた会社を離れ、すべての作業を手で行う鍛鉄職人として独立を果たしました。製作物はすべてオーダー品で、オブジェ、建築アクセサリー、階段の手すり、ガーデンチェアーやテーブルなどのエクステリア、郵便ポストなど様々な製品を鉄だけではなく銅や真鍮(しんちゅう)などを使って仕上げます。「手加工にこだわるのは、機械加工では出せない味わいのものを作り出せるというのもあるのですが、これを続けて行かなければ鍛鉄技術が廃れてしまうからです」と伝統技術の継承を視野に入れて仕事を続ける安川さんです。

里山の整備・保全に一役買う薪ストーブ

ボランティアで大勢の仲間とともに里山を守る活動に参加している安川さん。「里山に入るとマツ枯れやナラ枯れで木がたくさん倒れているのです。ガスや電気の普及で昔のように山の柴木をとることもなくなり里山は荒れていく一方です。倒木を放置しておくと山の環境に良くないから大きな穴を掘って燃やすのですが、大変きつい作業だし、せっかくの資源がもったいない。それなら薪にして家で燃やせるようにできないだろうかというボランティア仲間との会話から始まったのです」。枯倒したものや間伐材を有効利用し里山の整備・保全につなげよう、そのためには広葉樹だけでなく針葉樹も使える頑丈なものにしよう、という考えから生まれたのが薪ストーブ「Ritsh(リッシュ)」です。プライベートでリサイクル事業や資源活用などさまざまなボランティアでも活動されている安川さん。扱いやすく火力が強い竹を新たなエネルギー資源として活用することにも挑戦されているところです。

商品・サービス情報

  • 薪ストーブ「Ritsh(リッシュ)」
    32万円
    (限定生産)
  • (別途煙突工事費用が必要です。価格は税抜)
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  • 鍛鉄工房 室
  • 東近江市鯰江町2180-2
  • 0749-46-8739