「叶 匠壽庵」の「寿長生(すない)の郷」

「叶 匠壽庵」の「寿長生(すない)の郷」

SHIGA
Otsu City

人と自然が共生する
百年愛される里山づくりを目指して

日本の原風景を映す里山の自然の中に身を置き、
自然の恵みをいただく一日

大津市大石地区はかつて大石村と呼ばれ、忠臣蔵でお馴染みの大石内蔵助ゆかりの地。瀬田川沿いにのどかに広がる田園地帯の里山一つすべてが「叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)寿長生の郷(すないのさと)」です。寿長生の郷は、叶 匠壽庵2代目社長の芝田清邦氏が「農工ひとつ」の思想を実現するために昭和60(1985)年に造営したもので総面積は6万3千坪に及びます。敷地の中には本社や全国で販売される和菓子のすべてを製造する工場のほか茶室、食事処、ホール、売店、炭焼き小屋、紙漉き工房、陶窯など日本の伝統と文化を伝えるさまざまな施設が林間に点在しています。これらの施設は散策路でつながり、その周辺には寿長生の郷を象徴する約1,000本の梅林や柚子畑、およそ300種を超える自生の植物が四季折々に美しい花を咲かせ、実をつけます。里山の自然の中にひととき身を置き、控えめに立つ植物を愛で、お茶や待ちかねた季節の和菓子、美味しい料理を求めて全国から大勢のお客様が訪れます。

自ら育てたものでおもてなし

寿長生の郷では、茶事の流れの一つとして、四季折々の旬の食材を使った懐石料理とお抹茶が楽しめるプランを始め、お茶席やそばなどの軽い食事、ここでしか購入できないお菓子が販売されているほか、和菓子づくりや和紙漉きが体験でき、四季折々の自然の中でゆったりと一日を過ごすことができます。平成29(2017)年11月には、育てられた小豆や野菜をパンとして気軽に食べられるパン工房(注1)とカフェがオープンしました。1階のパン工房では和菓子の素材を使ったあんぱんや野菜やゆずのパンなどが焼かれ、実は里山全体が農の延長に生かされていることに気づきます。ここで料理に使われる器や花器のほとんどは従業員でもある陶芸家が作陶し、敷地内の窯で焼かれたもの。茶席の炉に使われる炭もまた、同じく炭焼き小屋で作られ、メニューや名刺は紙漉き工房で漉かれたもの。これらは、「自ら育てたものでおもてなしを」という叶 匠壽庵の思想が “自給自足”に至った結果でもあります。
(注1)火・木・土・日・祝のみ限定販売

「農工ひとつ」の思想が核となった寿長生の郷

今では全国に大勢のファンをもつ叶 匠壽庵ですが、その歴史は意外に新しく創業は昭和33(1958)年。創業者の芝田清次氏は、それまで大津市観光課に務める公務員でした。大津市の観光に長年携わってきた中で、何か観光の目玉となるものが必要だとの思いから、39歳のとき大津市長等にあった自宅を工場として起業。やがて代は変わり、2代目・清邦氏によって寿長生の郷が造営されました。本社や工場のほか、梅林や柚子畑、棚田や菜園などが作られたのは、「お菓子づくりは言わば農産物加工業。それなら自分たちで材料となる農産物も栽培し、和菓子を作ろうという『農工ひとつ』の思想を採り入れたのです」と3代目の芝田冬樹社長。創業当時は梅を材料にしたお菓子は少なく、2代目は「無いものを作り出していく」という創業精神から梅のお菓子に着目。全国の梅林を視察し選んだのが城陽市・青谷梅林の梅でした。苗を移植し社員が日々の世話をして、今では寿長生の郷の代名詞になっています。毎年社員総出で収穫される梅は工場内で梅酒となり、じっくりと熟成された梅エキスを素材に、足掛け3年をかけて作られたお菓子が「標野(しめの)」です。「万葉集から取材した菓名です。お菓子の茜色、甘酸っぱい味わい。まさに恋の歌にふさわしいお菓子、そして2代目のものづくりの思想を反映したお菓子です」と芝田社長。

芸術や自然から養う感性をものづくりに生かす

寿長生の郷では地域の人々やお客様との交流を深めるために、梅の開花の頃に「梅まつり」、秋には「秋の収穫まつり」が開催され、さまざまなイベントや体験教室、野菜や山野草の販売など盛りだくさんのプログラムを実施し社員一同が心を込めてもてなします。また、造成当時から敷地内に残っている棚田では、地元の大石小学校の3年生を招き田植えや秋の稲刈りなどの農業体験が行われています。また、叶 匠壽庵は滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールの公式スポンサーや、発祥地の長等地域の再活性化を目指すまちづくり会社「百町物語」を主導するなど地域の発展にも尽くしています。音楽や絵画が好きだという冬樹社長。「私も含め、社員たちが芸術や郷の自然に触れることで個々の感性が磨かれていきます。そうした感性が十二分に反映されたものが叶 匠壽庵の和菓子です」。毎朝、寿長生の郷の林間を散歩、道端でふと見つけた落ち葉や木の実に、新しいお菓子のアイデアをもらうこともあるそうです。

商品・サービス情報

  • 寿長生懐石(お茶席付)
    6,000円
  • お茶席(お抹茶と生菓子)
    1,000円
  • 和菓子づくり教室(美山つづら弁当・菓子教室・お茶席)
    6,000円
  • 匠のあんぱん(Bakery&Cafe野坐(のざ))
    230円
  • (価格はすべて税抜)
埋め込みコード
下記コードをコピーして、ブログやサイトの表示箇所のHTMLにペーストして下さい。ボックスタイプのセレクション情報の表示ができます!